舗装切断作業時の排水処理方法に関する現状を調べてみました(都道府県編)
舗装切断作業時の排水処理方法に関する通達等の都道府県編です
(※今回のエントリーは前回のエントリーの続きとなっております。
併せてご覧頂けますと幸いです。)
前回のエントリーでは国土交通省が発布している舗装切断作業時の排水処理についての通達(事務連絡)の
現状を再確認した訳ですが、最新の通達には
各地方整備局等におけるこれらの取り組み状況について、積極的に地方公共団体に周知すること。
国土交通省-舗装の切断作業時に発生する排水の具体的処理方法の徹底について (平成28年3月18日付事務連絡)
とあり、まさしくそれ以降各地方公共団体(都道府県、市町村等)において、国交省の通達をベースとした
通知が増えてきています。
今回はその様な地方公共団体の中でも都道府県の通達を調査し、出来る範囲でご紹介致します。
なお、基準はホームページにて通達・通知等が公表されているものとさせて頂きます。
弊社にて調べた範囲の情報なので、全てを網羅している訳ではございませんし、
情報の正確性、最新性を保証するものではありませんので予め御了解下さい。
通達・通知を出している地方公共団体
都道府県
福島県 舗装版切断作業時の排水処理について
富山県 舗装の切断作業時に発生する排水の処理について
埼玉県 舗装版切断時に発生する濁水の処理に係る特記仕様書 (2021.03.02 リンク先ページ削除を確認)
山口県 山口県土木工事共通仕様書(令和元年10月) (リンク先のPDF191ページ)
熊本県 舗装の切断作業時に発生する排水処理に関する運用基準
沖縄県 アスファルト舗装版の切断に伴い発生する濁水と粉体の適正処理について
意外と舗装版切断排水の事に焦点を当てた情報をホームページに掲載している自治体は少なく、
土木共通仕様書に書いてあるケースも少なくないようです。
しかし土木共通仕様書を確認していくと、例えば東京都などでは
共通仕様書上での記載は「設計書の通りに処置する」となっていて、
そういう形式を取っている都道府県が少なくないようです。
そうなると個々の工事の設計を確認するしかなく、工事によって
基準が違う可能性もあり得るのでそれ以上はここでは調べない事とします。
申し訳ありません。
工事の設計書は、通常各都道府県ごとの(電子)入札情報サービス等で公開される事も多いので
興味のある方はご確認頂くとよろしいかと思います。(入札終了後一定期間であればざっくりの
設計単価が載っている設計書も掲載されていると思います)
山口県の仕様書などではpH管理を付け加えたりという独自仕様があるようです。
他の都道府県でもこの様な独自仕様の存在は十分考えられますので、
最終的には各自治体に十分ご確認頂ければと思います。
市町村は?
全ての市町村を調べ始めるとキリがないので本当にごく一部、簡単に検索に掛かる所のみ
ご紹介させて頂きます。
仙台市 舗装切断作業時に発生する排水の処理について
さいたま市 舗装切断時に発生する排水の処理にかかる特記仕様書
福岡市 舗装の切断作業時に発生する排水の処理に関する運用基準 (2020.07.06 リンク先ページ削除を確認)
北九州市 舗装の切断時に発生する排水の処理について