ゲリラ豪雨・ゲリラ雷雨 対策事例

2023年6月30日

ドライマット製造メンバーによる施工シリーズ Vol.5 番外編(鹿児島)

今回の投稿では、最近頻繁に発生するゲリラ豪雨に対してどのような防災・減災対策をドライマットで行なっているかの事例を紹介しようと思います。

地山保護

これは7月に施工した鹿児島県某所。道路際から4m程度斜面(法面)になっているこの場所では

雨が降った際、土が浸食されて法尻のさらに下まで流れ出ていた為、マットを用いて浸食防止及び防草目的で貼った場所です。土の流失を放置し続けると、道路(アスファルト)の下まで土が流出し、やがては崩落する・・・なんてこともあり得ます。

施工前

次は地山がむき出しになったこの場所。ここも強い雨が降ると徐々に土を削り、表層崩壊の危険があります。

施工後

マットで補強しました。雨が降るとその形状のまま固まってくれるので施工は非常に簡単です。なんせアンカーピンで留めるだけですから。🔨

施工完了(別角度)

マットの下に水が浸入しないよう、コンクリートとの接合面だけ横貼りしているのがポイントですね。

どうしても心配(遮水が必須)な場合はマットとマットの間、もしくはマットとコンクリートの隙間にシリコンコーキングやプライマーを用いて隙間埋めをする事をおススメします。

施工前

最後は、実際に土の流出により発生した崩落現場です。上の板状に突き出ているのは道路(アスファルト)です。

非常に危険な状況ですね。もし、この上を車両が通過したら・・・と考えると・・・・恐ろしいです。

施工後

マットでの補修が完了しました。アスファルトは切断して、アスファルトの下からマットを敷設しています。

この貼り方は傾斜角度が急な為、長いアンカーピンを追加で打ち込み、地山に密着させると更に補強としての役割を果たせる事と思います。しかし、あくまでも『仮設』であるため、擁壁や土留めの『本設』が今後必要となる事と思います。

いかがでしたでしょうか

日本各地で猛威を振るっている豪雨災害は、決して他人事ではなく、いつ自分の身に降りかかって来てもおかしくはありません。今回敷設したドライマットが少しでも災害を防ぐ一役を担う事になればと願っています。

最後に、

大雨・豪雨に被災された方々に心からのお見舞い申し上げます。

ドライマット ガイドムービー (弊社YouTubeチャンネル)