ドライマットによる洗堀対策
ドライマット製造メンバーによる施工シリーズ Vol.7
今回は、とある県の山奥で施工指導的な立場で現場にお邪魔しました。
山口県を出て、約一日をかけたどり着いた場所は標高約1,400m。12月という事もあり、気温は0℃
寒い現場でした。
肝心の施工内容ですが、道路から山頂付近にまで設置してあるモノレールがだいたい500m程度あります。
このモノレールの土台と地山に打ち込んでいる支柱の洗堀が激しく、これ以上の浸食を防ぐというのが今回の目的です。
※洗堀 (雨や水の流れにより斜面の表土が削り取られること)
まずは、すでに洗堀されている地山の均し作業。
結構な急斜面ですよ、これが。。
命綱を付けて均してくれています。石がそこら中にあるため、足の踏む場所が悪かったら下方にいる作業員さんに石が転がっていきます。危険なため落石防護ネットも必須ですね。
写真が下手で少し解りづらいかもしれませんが、整地完了!。次はいよいよマット敷設です。
両サイドに敷いたマットに、真ん中から被せるように貼っていきます。なるべく雨水が外に外に流れるよう気を使って貼ります。
支柱に掛る為、こまめにカットしながら敷設します。
そして杭で打ち込み。
この後は、カットした部分から雨や山水がマット下に侵入しないよう、テープを貼っていきます。
後日、株式会社シーテック様の技術『コドボク』https://www.ctechcorp.co.jp/technology/overhead/overhead06/の「鋼製しがら」とコラボレーションさせて頂きました。
傾斜角度は45°~60°近くはあったんじゃないでしょうか。
次は支柱保護です
モノレールの支柱を支えるコンクリート土台です。雨水がコンクリ土台を伝い土を流出させているのがわかりますね。
この隙間にシーテック様の「ストーンバッグ」
https://www.ctechcorp.co.jp/technology/overhead/overhead06/
を詰めます。
最後は、表面にドライマットを貼って、さらなる浸食を防ぎます。後は雨を待つだけ!
大変な現場をこなしてくれた皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした!
株式会社シーテック https://www.ctechcorp.co.jp/
株式会社ダイカ https://www.daika-net.co.jp/