舗装版切断水循環型 ろ過処理装置 ミズコシタロウ MTCシリーズ
化学薬品を使用せず、ろ過水をリサイクル&汚泥を適切処理
ミズコシタロウ MTCシリーズは、化学薬品を使用しない道路舗装切断水処理装置です。
コンクリートカッターやアスファルトカッター等の舗装版の切断作業時に発生する道路カッター汚泥やブレード冷却水を脱水・ろ過することにより、汚泥と水分とに分離させます。ろ過された水は、カッターのブレード冷却水として繰り返し利用できます。
また、脱水処理を行った汚泥は減容化されますので、産業廃棄物の発生量の抑制が期待でき、処分費等のコストダウンが見込めます。
なお、MTC-Ⅰはろ過処理機能を、MTC-Ⅱはそれに加え、脱水機能を搭載しています。
また、MTC-Ⅱはオールステンレスに筐体を変更し、耐腐食性を上げ、海水に対応致しました。(型番:MTC-Ⅱ S)
コンパクトなユニット設計
「ミズコシタロウ MTCシリーズ」は、トラックに搭載した状態で稼働できるようにコンパクトに設計されています。また、後方に路面カッター機械を載せることができるので、トラック1台でカッター切断と汚泥処理の両作業が可能となります。
脱水機能により汚泥の産廃処分量を大幅削減(MTC-Ⅱ)
切断水を高分子マイクロフィルターで吸引脱水濾過することにより、含水率30~40%程度の汚泥とろ過水に固液分離します。これにより産廃処分量を大幅に削減できます。
また、脱水汚泥の処分は土のう袋で簡単に処分でき、取り替え作業も簡単です。
切断作業が連続して行える
従来は回収タンクの切断水を作業中に処分場まで運搬することがあり、いったんカッター切断作業を止めざるを得ないケースがよくありましたが、「ミズコシタロウ MTCシリーズ」は、現場でのメンテナンス作業をすることなく長時間作業が可能です。これにより、一日当たりの切断作業量の増加にもつながります。
薬品を使用しないので安心かつ低コスト
高分子マイクロフィルターによる吸引濾過方式なので、化学薬品を一切使用しません。
これにより、安心かつランニングコストの低下につながります。
水が繰り返し使えるリサイクルシステム
高分子マイクロフィルターにより、濾過処理した濾過水を繰り返し冷却水として再利用することができます。
車のバッテリー電源で稼働
「ミズコシタロウ MTCシリーズ」は、車のバッテリー電源(24V・高出力タイプ)からの接続で稼働することができるので、発電機は不要ですが、電灯線からの接続(100V・15A)や交流発電機(100V・1.5kVA程度・電子機器対応用)からの接続にも対応しています。
pH調整機能搭載
炭酸ガスで溶解・中和させる気液混合装置を搭載しています。
濾過水のpH値が高いアルカリを示す場合に、中和処理することができます。
コスト面から見るメリット (MTC-Ⅱ)
脱水機能の含まれているMTC-Ⅱでは、切断水を濾過して再利用するだけではなく、減容化し、泥水から固形の汚泥に変えることによる産業廃棄物としての処分費の低減も期待出来ます。
MTC-Ⅱと従来工法における産業廃棄物の処分費の簡単な比較表を以下に示します。
従来工法 | MTC-Ⅱ | |
種 類 | 廃アルカリ液 | 汚泥 |
分量 | 1.4 ㎥ | 0.1 ㎥ |
コスト | ¥22,400 | ¥1,200 |