除染水減容化処理

2011年に発生した東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、
福島県を始めとした被災地で除染作業が計画・実行されております。

その際の除染作業水の放射能の処理に弊社のろ過装置をご提案したします。
弊社のろ過装置によって放射能成分を含んだ除染作業水を、放流可能なレベルの水と
放射能成分を吸着した汚泥に分離する事が可能です。

また、今回のご提案に伴い、弊社ろ過装置による放射性ヨウ素、各種放射性セシウム(を吸着した汚泥)の
分離性能の試験結果もあわせて掲載致しますので是非ご覧下さい。

除染水減容化処理工法の概要

pic. 除染水処理　フロー図

弊社の「ミズコシタロウ」や「投げ込みフィルター」を利用して、除染作業水を
ろ過水と放射性物質の吸着した汚泥に分離します。

更に汚泥を弊社の「脱水袋」に入れておけば汚泥を更に脱水して
容量を削減する事が可能です。

分離されたろ過水や脱水袋から染み出した水は、放射能濃度検査に出し、検査結果が
問題なければ放流する事が可能です。また、除染作業水にリサイクル利用を
する事も可能です。

脱水袋に溜まった汚泥は放射能成分も濃縮されて高くなっていることが
想定されますので、お取り扱いに十分ご注意頂いた上、関連行政機関等の指示に
従って適切に処分/保管して下さい。

除染水減容化処理工法－製品紹介

投げ込みフィルター（画像は販催用モデルです。）

投げ込みフィルター

簡単操作で持ち運びも容易なコンパクトサイズの携帯型ろ過器

製品詳細

ミズコシタロウ MTP-05-10型

ミズコシタロウ(※レンタル・リース可)

あっという間の濁水処理！高分子フィルターによるろ過処理装置

製品詳細

脱水袋

汚泥・濁水を入れるだけで簡単脱水

製品詳細

試験結果

表：各処理方法によるｐH、濁度、放射能値

(PAC：ポリ塩化アルミニウム(Poly Aluminum Chloride) 。凝集剤として用いる)

放射能の測定に関して
測定機関：株式会社那須環境技術センター様 (代表取締役福田　篤志様, 所在地：栃木県那須塩原市青木22番地152)
測定方法：平成4年科学技術庁放射能測定法シリーズ7 ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー
前処理法：平成4年科学技術庁放射能測定法シリーズ24 緊急時のガンマ線スペクトロメトリーのための試料前処理法
測定機器：ゲルマニウム半導体検出器(ORTEC社製 GEM 20P4-70)
「不検出」とは検出限界値以下の値であることを示します。