重金属汚染水処理
ダイオキシン類、鉛、鉄、砒素(ヒ素)等を含んだ重金属汚染水に対応。
「ミズコシタロウ MTPシリーズ」と他の製品を組み合わせることにより、ダイオキシン類、鉛、砒素、鉄、マンガン、カドミウム等を含んだ重金属汚染水の処理が可能です。
ここでは組み合わせ別に3種類の事例をご紹介致します。
1.試験事例紹介(PAC+MTPシリーズ)
試験の概要
PAC(凝集剤:ポリ塩化アルミニウム)と高分子フィルターを組み合わせた
濁水処理工法で総水銀、ダイオキシン、鉛、砒素を含んだ工事濁水を
排水基準値以下まえ処理できるかどうかの試験を下気フロー図の通り
実施しました。
試験の結果、下記の通り排水基準値以下で処理することが
可能な結果を得ることが出来ました。
ミズコシタロウによる重金属汚染水処理のフロー図
PAC+MTPシリーズの特徴 | 設置・撤去、機械損料、管理費を含めた総コストが安い。 処理過程が少ない。 使用する添加剤が少ない。 |
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試験結果
濁度(精密測定) | (原水)1,700度 → (ろ過水)6度 ※ 測定方法:JIS K 0101(1998) 9.2 定量下限度1度 |
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ダイオキシン類濃度(毒性等) | (原水)350pg-TEQ/L → (ろ過水)0pg-TEQ/L ※ 測定方法:JIS K 0312 |
水銀及びその化合物 | (原水)0.054mg/L → (ろ過水)検出せず ※ 計量の方法:環境庁告示第59号付表1 定量下限値0.0005mg/L |
鉛及びその化合物 | (原水)0.17mg/L → (ろ過水)検出せず ※ 計量の方法:JIS K 0102(2008) 54.4 定量下限値0.1mg/L |
砒素及びその化合物 | (原水)0.055mg/L → (ろ過水)検出せず ※ 計量の方法:JIS K 0102(2008) 61.2 定量下限値0.005mg/L |
2.導入事例紹介(Gシリーズ(電気凝集)+MTPシリーズ)
フロー図
発注先 | 山口県公共工事 |
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工事名 | 某周防高潮対策工事 |
工事場所 | 山口県下関市 |
使用期間 | 平成17年9月~平成17年12月 |
使用機種 | MTP-40-60型、G-Ⅲ |
浮遊物質量(SS) | (原水)502mg/L → (ろ過水)2mg/L ※ 計量の方法:環告59号付表8 |
鉛 | (原水)6.9mg/L → (ろ過水)0.005mg/L未満 ※ 基準値:0.1mg/L以下 |
3.導入事例紹介(吸着剤+MTPシリーズ)
フロー図
発注先 | 滋賀県公共工事 |
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工事名 | 某焼却炉施設解体工事 |
工事場所 | 滋賀県高島市 |
使用期間 | 平成18年11月~平成19年1月 |
使用機種 | MTP-05-10型 |
ダイオキシン類濃度 | (原水)180pg-TEQ/L → (ろ過水)<1pg-TEQ/L ※ 分析の方法:高分解能GC/MSを用いた迅速分析法 |